★今日のベビメタ
本日4月11日は、2017年『Live at Tokyo Dome』のワールドプレミアが全国18劇場で開催された日DEATH。
STAY HOME! STAY METAL!
BABYMETAL公式がやってくれました!
昨日YouTubeにて2016年東京ドームREDNIGHTが全編プレミア公開されました。
本日4月11日20:00にはBLACK NIGHTが同じくプレミア公開されます。
https://www.youtube.com/watch?v=heOCVHwPcqY
集会自粛要請のため、各地のカトリック教会は今年の復活祭を中止にしています。
神なき世界。これが終末の始まりなのか…。
人々が不安げに見上げる空の彼方から真紅の魔法円盤が飛来し、SSA、幕張メッセ、横アリが形づくる三角形の中心点、東京ドームの上空に降臨しました。
視聴回数は一晩で50万回。
BABYMETALは、救世主となりました。
■武漢ウイルス関連データ
●累計
・世界 感染確認者1,521,252人>死者92,798人
・日本 感染確認者5,347人>死者88人・退院者714人・要入院4545人>重症117人
●10万人当たり
・世界 感染確認者19.72人>死者 1.20人
・日本 感染確認者4.23人>死者0.07人
出典:厚労省「国内の現在の状況について」(4月10日正午)、WHO「Situation Report-81」
※4月11日18:16追記。
2012年5月6日。
武藤彩未、三吉彩花、松井愛莉の卒業によって、中元すず香はたった一人の最上級生となり、横浜赤レンガ倉庫で行われた「さくら学院2012年度転入式」において、2代目生徒会長となった。
この年3月、中元家は父を広島に残し、東京へ転居していた。
姉の中元日芽香が乃木坂46の結成オーディションを勝ち抜き、一期生36名の一人になったからだ。
前年の2011年1月、鞘師里保は9期生としてモーニング娘。に加入していた。2012年5月18日の日本武道館公演をもって新垣里沙と光井愛佳が卒業したため、彼女は2年目にして、田中れいな、道重さゆみに次ぐポジションになった。
こうして小学生の頃、アクターズスクール広島(ASH)で同じ舞台に立っていた三人は、いずれも東京のアイドルグループで活躍することになった。
モーニング娘。と違って、結成から2年しか経っていないさくら学院では、リーダー=生徒会長のロールモデルは武藤彩未しかいない。だが、武藤彩未には三吉彩花と松井愛莉がいたが、中元すず香には同学年の相談相手がいない。
しかも、転入式では、小学校6年生の大賀咲希と杉本愛莉鈴、中学校1年生の野津友那乃(現:本条友奈埜)の3人が一気に入ってきた。
杉本愛莉鈴はASHの後輩だが、他の2人はダンスや歌の経験がほとんどない。3人の歌割り、振り付け割りなど、これまでのレパートリーを全部再構築し、かつ、高い評価を受けていたパフォーマンスのクオリティを維持しなければならない。
中元すず香は三人姉妹の末っ子だった。
幼少期から人前に立ってきたとはいえ、グループの一員としてふるまうか、ソロで歌うかだった。可憐Girl’s時代も、武藤彩未と島ゆいかは1学年上だった。
それがいきなり、たった一人の最上級生として、11人のメンバーを率いて結果を出さねばならない立場になったのである。
それだけではない。
「BABYMETAL×キバオブアキバ」リリースと、「第2回アイドル横丁祭」出演以来、BABYMETALの人気はじわじわと広がり、アミューズは、さくら学院とは別に、BABYMETAL単独インディーズデビュー曲のリリースと東名阪ライブ、告知活動をスケジューリングしていた。
「ヘドバンギャー!!」MV(Full Version)がTOYS FACTORYの公式HPから配信されたのは2012年6月20日である。
ということは、「転入式」の直後からレコーディングやMV撮影が始まっていたのだ。
5月25日には「Otaku-Verse Zero」という海外ファンサイトで、初の英語インタビューに応じているし、6月10日にはまたも大雑誌(おおざっしCopyright©千鳥ノブ)『Marquee』にインタビューが掲載された。なお、隔月刊の『Marquee』は次号Vol.92からVol.101まで「We’re BABYMETAL」という長期連載を組んだ。
6月23日のPop’n Idol 02@Zepp Tokyo単独出演(3曲)を経て、7月4日には、ヘドバン養成コルセット同梱の「初回限定ヘド盤」と「通常盤」の2種類展開で、単独インディーズデビュー曲「ヘドバンギャー!!」がリリースされた。
その後はご存知のとおり。
7月7日 ヘドバ行脚@大阪・難波Rockets(4曲)×2回公演
7月8日 ヘドバ行脚@名古屋・愛知ell.Size(4曲)×2回公演
7月14日ウキウキアフタヌーン@タワレコ渋谷店(2曲)×2回公演 MCダイノジ
7月21日リリースライブ(昼5曲)&Legendコルセット祭り(夜6曲)@目黒鹿鳴館
並行して、新曲リリース&ライブの告知活動も行っている。
6月20日『Girl Pop』インタビュー
6月25日『Big One Girls』インタビュー
7月1日 『De View』Web版インタビュー
7月2日 『モノ・マガジン』インタビュー
7月3日 『音楽ナタリー』動画コメント
7月4日 『BABYMETAL×アニメタル』対談動画
7月6日 『Top Yell』ライブレポート
7月10日『Rolling Stone』日本版8月号インタビュー
7月10日『CD&DLでーた8月号』インタビュー
8月1日『De ★ View』インタビュー
8月2日 『B.L.T. PLUS Vol.3』インタビュー
この間、さくら学院のレッスンがどうなっていたのかはわからない。
公式記録に残っているのは、8月4日「TOKYO IDOL FESTIVAL 2012で堀内、杉﨑、田口、野津の4名によるテニス部発足」だけである。
BABYMETALは去年に引き続き、フジテレビ湾岸スタジオで3曲を披露している。
また、SU-とMOAは、野外のSMILE GARDENで、タワレコの嶺脇社長が見つめる中、田口華とともに、アイドリング!!!(外岡えりか、伊藤祐奈)、東京女子流(新井ひとみ、庄司芽生)とのコラボで、「ベリシュビッツ」を披露した。バックは生バンドだったので、少なくともBABYMETALの二人が生バンドをバックにパフォーマンスしたのは、Legend “I” が初めてではない。
それはともかく、7月はTIFに向けて猛レッスンをするのがさくら学院の定番だったが、歌割りの中心である中元すず香、ダンス・フォーメーションの核である水野由結、菊地最愛が東名阪ツアーをやっている間は、実のある全体練習はできなかっただろう。テニス部発足は、ある意味窮余の一策だったのだと思う。
BABYMETAL「側」にしてみれば、「私たちがいなくても個人練習やパート練習をちゃんとやっておいてね」ということになるだろう。だが、さくら学院「側」から見れば、「なんで派生ユニットのために、本体の練習ができないんだ」という不満が出てもおかしくない。
いずれにせよ、このスケジュールは、今考えても相当無理がある。
しかし、それをまとめてしまったのが中元すず香だった。
以前も書いたし、ネット上に色々な証言があるので、くだくだしくは書かないが、直前の全体練習で、メンバーがあまりにもダラダラしているので、「やる気のないメンバーは帰りなさい」と一喝したらしい。
それまで天然ぶりを後輩にからかわれ、人を注意したことがなかったという中元の強い言葉に、メンバーはピリッとして、無事TIFを乗り切った。のちにさくら学院メンバーは「すーさん、男前だなー」と感心したと述べている。
だが、TIFを乗り切っても、BABYMETALにとって、2012年の夏は終わらなかった。
(つづく)